こんにちは!Dr ニーアです。
本日は『 心臓血管麻酔専門医試験過去問 』の復元についてです。
医者になっても試験があることは医者になった方はご存知の事と思います。
医者を目指しておられる方は、
『医師国家試験以外にも試験があるの?』
と思われるかもしれませんが、医者になった後にも色々な試験があります。
その中でも肩書としての『専門医』、そしてそれを取得するための『専門医試験』が重要視されています。
2018年4月から専門医機構による新専門医制度が始まりました。
新専門医制度の基本設計において
①基本領域専門医として19領域があります。
そして、
②サブスペシャリティ領域専門医が29領域あります。
①基本領域と②サブスペシャリティの違いとしては、①を取得して始めて、それと関連した②の試験を受けることが可能となるという、階層性があるということです。
つまり、いきなりサブスペシャルティの専門医だけを取得することはできないということです。
しかし、中には『専門医』と名前がついているものでも、この①及び②に含まれていないものもあります。
そのうちの一つが『心臓血管麻酔専門医』です。
現在、心臓血管麻酔学会は『心臓血管麻酔専門医』をサブスペシャリティ領域専門医に含まれるように尽力されているようですが、現在のところ、それは実現できておりません。
理由はいくつかあるようですが、専門医試験の過去の問題が公開されていないという事も理由の一つに挙げられているようです。
また、他にも、専門医の絶対数が少なすぎることや、専門医になる敷居が高すぎるといった理由もあるようです。
これらを解決するには、今後数年かけて心臓血管麻酔専門医を増やさなければなりません。
しかし、過去の試験問題は公開されておらず、学会のホームページで公開される出題範囲及び推奨される教科書で独学で勉強しなければならないのが実情です。
しかし、実際に臨床で働きながらそれを勉強することはかなり大変ですよね。
そこで、心臓血管麻酔専門医試験受験者の体験談より過去問の復元を試みようと思っております。
ただし、問題の数も内容も不十分な復元になる上、現在、問題についての解説などは予定しておりませんので『少しでも参考になれば』程度です。
随時追加していきますので、興味のある方、受験される方、ご参照ください。