こんにちは!Dr ニーアです。

今回は大学をどのように選ぶか?学費の観点でお話ししたいと思います。

皆様ご存知の通り、国公立と私立の学費はかなりの差があります。

特に医学部医学科はそもそも研究や教育に非常にお金が必要かつ、6年と学生期間が長い事より、他の学部よりも必要な学費は高く、また、国立と私立の差は遙かに大きいです。

現実として学費によって選択肢が狭まる方も多いです。もちろん、私もでした。

最低限必要な学費として入学金と年間授業料がありますので、今回はそこに焦点を当てたいと思います。

まずは国立大学についてです。

2016年3月4日に文部科学省が国立大学の授業料について言及しており、授業料は国が定める金額を標準(標準額)として、各国立大学がそれぞれ金額を設定するとされています。

簡単に要約すると

基本となる入学金は282,000円で、年間授業料は535,800円と一律でこれは私の時より変更されておりません。医学部医学科は卒業まで最短6年必要なため、単純計算で349万6800円必要です。

殆どの医学部医学科はこの費用と同じと考えてよいのですが、2020年4月入学者から年間授業料が642,960円になる大学(千葉大学)もあり、今後は各大学ごとにばらつきが予想されます。

次に公立大学です。国立大学同様に入学金は282,000円で、年間授業料は535,800円が基本となりますが、各大学ごとに少しずつ異なっております。

また、国立大学と大きく異なるのが入学者が県内か県外かで入学金が変わってきます。

県内の人間を優遇したいという意図があるように感じられます(というかあります)。

最後に私立ですが、各大学ごとに入学金、年間授業料は非常に幅があり、入学金と年間授業料を合わせて2000万~5000万円弱と国立大学よりも高額です。

私立大学はこの他に寄付という形で別途納めるお金があります。
ただし、寄付金はあくまで任意です。

単純に国立と私立は桁が違いますので、どうしても金銭的に厳しい私のような方は国公立大学を狙うのが現実的かと思われます。

次は国家試験合格率及び医者になってからを見据えての大学の選び方です