こんにちは!Dr ニーアです。
今回は医学部に現役合格するためにはどうしたら良いかを自分の経験を基にお話します。
私は、高校2年次より医師になるための勉強を開始し、某国立大学に現役合格しました。しかも、塾に通うことなく、私の高校では7年ぶりの快挙でした。
文章で見ると中々のインパクトがありますが、ここにはいくつかの問題があります。
情報収集をせずに闇雲に勉強したという失敗に関しては前の記事でお話しました。
今回はそれ以外の問題についてお話します。
一つ目が、高校2年生より勉強を開始したことです。一般的にはやはり遅いようです。
医学部は非常に人気が高く、医学部に入るためにはその競争に勝たなければなりません。
必然的に多大な勉強時間と勉強量を必要とします。
平日、学校で授業を受け、帰宅後の学習時間は4~6時間でしょうか。
後は休日に何時間勉強できるかなど、個々の事情により異なりますが、10時間程度は見積もっても良いかもしれません。
ただし、この時間は高校3年間のみではあまり差がつかないかもしれません。
実際、高校の時はこのくらい勉強をして医学部を目指している人は多いです。医学部入学後、周囲の人間と話した時も、大体同じくらいという人が多かったです。
よって、どれだけ早い時期から開始するかも大事だと思われます。
異論はあるかもしれませんが、遅くても中学生くらいから意識しておくことが大事かもしれません。
3年間と6年間では全く時間の使い方や戦略も変わってきますので。
私みたいに2年間で達成するより、4~5年の計画の方がかかる負担は少ないと思われます。
つまるところ、どれだけ早く準備ができるかも重要と考えます。
スポーツでも結果を残している人の多くは幼少期からそのスポーツに関わっている人が多い事を考えて頂ければわかると思います。
なお、私の場合、休日に12~15時間くらい勉強していたという覚えがありますが、長期的な戦略を立てれば、余裕を持ってトータルの勉強時間も確保できると思います。
二つ目が、塾に通わなかったことです。
それを言ってしまうのか、と思われるかもしれませんが、前の記事でもお話したように、医学部合格は勉強量に加えて情報戦の部分も大いにあります。また、医学部人気は依然として高く、必然的に競争率も高いです。
医学部に向けた勉強をする際、指針を示してくれる場所は大事です。周りの生徒と良い意味でライバルとなり、情報交換ができたり、勉強のペースメーカーとなったりします。
また、塾の講師陣はその道のプロですので、自分の適正に合った医学部を推奨してくれることと思います。
さらに、自分の気持ちが緩んでも周りに引っ張られ、また頑張ろうと思えたり、やる気が失われにくいなどの精神面での安定も期待できます。
勿論、デメリットとしては人と比較してしまうことや、当然ながらお金がかかることなどがあります。
しかし、医学部での同級生で塾、もしくは予備校に通っていなかった人間は全くいませんでした。同級生全員に聞いたわけではありませんが、聞いた人は全員通っていました。
少しでも合格確率を上げるためには、塾に通い、そのメリットを享受することをおすすめします。
さて、それでも、塾に通わず、どうやって合格したのかを知りたい方もおられると思いますので、次回はそのことについてお話したいと思います。
尚、あまりお勧めしない内容になりますので、失敗例として読んでいただければと思います。