こんにちは!Dr ニーアです。

今回は『敵(相手)を知ること』

をお話します

日本で医者になるにはどうやったらなれるかというと

医師国家試験に合格し、医師免許を取得することです。

これです。

しかし、医師国家試験を受験可能な人間は、大学の医学部、もしくは医大の新卒者(、もしくは既卒者)に限られます。

そして、医師国家試験の合格率は大学別に公表されていますが、最も合格率が低くても70%後半、もっとも合格率が高いところは100%に近い大学もあります(年度によりますが)。国公立の医大、もしくは医学部では毎年の平均合格率は80~90%程度です。

私の感想ですが、国家試験を何年も受け続けて全く受からない人は非常にまれです。

つまり、医学部で普通に勉強していれば、勉強の範囲は広いですが、ほぼ間違いなく医者になれます。

やはり最も重要なことは医学部に入学することになります。

ですので、『敵(相手)を知ること』とは自分の相性の良い大学を知り、合格可能性を高める事です。

今振り返っても、医者になってからの勉強よりも大学に受かるための勉強が最も大変でした。

以前もお話しましたが、

闇雲な勉強→不安がむしろ増える→自分を更に追い込む→体調不良→勉強が遅れるという負のスパイラルに入ると肉体的のみならず、精神的にも不健康になります。

私が医学部に入学したときも、医学部の人気は非常に高かったのですが、更に難易度は上がっています。

また、同じ医学部でも国公立か私立かで対策は変わるうえ、国公立でも重視している教科などは大学によって全く異なります。

私が国立大学の二次試験を受験した際、試験を受ける会場で三回目の受験の方と受験番号が近かったため、少しお話する機会がありました。

その方はセンター試験で私より30点程点数が高かったのですが、実際に合格したのは私だけでした。

二次試験の科目や配点によって簡単に合否はひっくり返る例です。

結局、自分の相性の良い大学を受けるのが合格可能性を上げることにつながります。

私はたまたま相性の良い大学で、相性の良い問題に巡り合ったということですが、事前の情報収集でこの可能性を上げられます。

次は、どうやって情報収集、つまり、『敵(相手)を知り』、現役で医学部に合格するかをお話したいと思います。