こんにちは!Dr ニーアです。
さて、私の学生生活に対して色々な感想をお持ちだと思います!所詮一人だけの経験でしょ?といわれるかもしれません。
勿論、私の高校卒業までの学生生活は一般的に言ってかなり偏りがありますので、私の体験を踏まえて、皆様個人個人の自分なりの方法を考えて頂きたいと思います。私の体験で皆様が明日から
・数学の偏差値が5上がる
・英語がペラペラになる
というわけではないです。しかし、今私が知っていることでもしも学生時代から知っていたら受験勉強に役に立ったのに!と思ったことは沢山あります。
医者として知らなければならないことは受験勉強の知識量とは比較になりませんから。。。
非常に大事なことが2つだけあります!
それは
『自分を振り返ること』
『敵(相手)を知ること』
この2つの事はすごく大事です。
前の記事にも書きましたが、受験勉強真っただ中の時に私はストレス過多で、体調不良に陥ることが非常によくありました。
それはこの二つのことを考えずに闇雲に勉強した結果、どこまでいっても不安ばかりが募り、焦る気持ちが出る。そして自分を追い込み、体調を崩し、勉強が遅れるという負のスパイラルに入ったためでした。
事前にこの2つの事をしっかり考えることで負のスパイラルに陥らずにすみます。
自分を振り返ること
これはとても大事で、これから医者になりたい人だけでなく、お子さんを医者にしたいという人も考えてみてください。要するに、
【医者になって自分が(子供が)本当に幸せと思えそうですか?】
そのことを自問してほしいと思います。いずれ詳しく書きますが、中学校、高校と必死に勉強をして大学に入っても、6年間更にひたすら勉強しつづけなければなりません。
卒業して医者になっても最初2年間は研修医として勉強し、次の3年間は専門科で専門医のために勉強し続け、最速で30歳頃にやっと専門科のスタートラインです。そして医者は生涯勉強が求められます。
そんな環境でもやっていけそうですか?
意外かもしれませんが、医者になってしんどい中でも楽しく過ごしている人は学生の時に勉強することが好きだった人が多いです。そして医者になりたい明確な動機があった人です。
受験はみんな嫌いです。でも、勉強そのものは好きで長時間勉強しても大丈夫だったという方、多いですね。
医者になりたい強い動機も勿論大事ですが、仕事及び勉強が生活の中心になりますので、それがあまり苦にならない、もしくは楽しいと思えるようにならないとしんどい気持ちばかりが先に来るかもしれません。
希望の職種に従事できているかのアンケート調査では
『6人に1人が希望の職種に就いている』
という結果も出ています。
医者になれる程の努力できる人は医者でなくても希望の職種に就けますので、医者になるなら医者が希望の職業として達成してほしいと思います。
気持ちの持ちようで学習効率も全く変わり、挫折したり、目標を見失うことが少なくなります。
次の記事では『敵(相手)を知ること』をお話します。